インドへの道 (1984) : A Passage to India

『インドへの道』(原題: A Passage to India)は、E・M・フォースターの長編小説。を原作としたデヴィッド・リーン監督、脚本、編集による1984年のイギリス、アメリカ合衆国の映画。デヴィッド・リーンの14年ぶりとなる劇場映画にして遺作である。

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インドへの道 (1984) / A Passage to Indiaのあらすじ

第一次大戦後の英国の植民地インドのチャンドラボアへ、英国娘アデラ・ケステッド(ジュディ・デイヴィス)が婚約者で治安判事のロニー(ナイジェル・ヘイヴァース)を訪ねて来訪する。ロニーの母ムーア夫人(ペギー・アシュクロフト)が同行している。

彼らはインド人医師アジズ(ヴィクター・バナルジー)、インド人哲学者ゴッドボール(アレック・ギネス)、英国人教授フィールディング(ジェームズ・フォックス)と知り合う。だがアデラは、自転車に乗っていてインドの性的な石像群を見てしまい、動揺を覚えて逃げ帰ってくる。またアジズはフィールディングに、アデラの胸が小さいと言い、マンゴーのような胸の娘を紹介してやると言う。

アデラらはアジズの誘いで、マラバー洞窟へ行くが、汽車の出発にフィールディングが遅れてしまい、英国人女性とインド人のアジズだけで行くことになってしまう。二人きりになったアデラとアジズ。アデラはアジズの性生活について質問をするが、その後、洞窟へ入ったアデラは、錯乱状態となってそこから逃げ出す。ここで何が起きたかは原作でも映画でも曖昧に描かれている。

アジズは、後から着いたフィールディングらとチャンドラボアへ戻るが、アデラはアジズに暴行されたと訴えていたため、彼女を山で助けたカレンダー夫人(アン・ファーバンク)の援助による告訴でアジズは逮捕される。

フィールディングとムーア夫人はアジズを信じるが、裁判が始まり、インド人の反英感情が高まる。ムーア夫人は帰国する途上で死去する。だが証言台で、アデラは自身の錯乱からきた妄想だと認め、告訴を取り下げた。フィールディングはいったん帰国するが、数年後戻ってくる。だがフィールディングが手紙で結婚したと書いたため、アジズは相手がアデラだと思い込み反感を抱いている。だが現れたフィールディングの妻は、ムーア夫人の娘のステラだった。アジズは安堵し、英国にいるアデラに手紙を書いた。「正直に証言したあなたの勇気に感謝するのに、長い時間がかかった」。

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